About Us
Quartetto Oceano was formed in 2015 by musicians who were collaborating in other renowned ensembles such as Bach Collegium Japan and Yokohama Sinfonietta.While the quartet members perform a wide range of repertoire spanning Baroque to modern, Quartetto Oceano maintains a special focus on performing Classical, Romantic, and post-Romantic repertoire on authentic period instruments with gut strings, seeking to reproduce and re-experience the tone color, atmosphere and perspective with which the music might have been composed at the time. In addition to their commitment to the well-known gems of the string quartet literature by Haydn, Mozart, Schumann, and Dvořák, Quartetto Oceano strives to shed light on works of lesser known composers such as Hyacinthe Jadin and Adalbert Gyrowetz. Current projects include the complete string quartets of Mendelssohn. Their schedule includes a broad range of outreach activities with a particular dedication to concerts for children.
東京芸術大学で同時期に学び、バッハ・コレギウム・ジャパン、横浜シンフォニエッタのメンバーとしての公演、またその他多くの演奏会で共に演奏している仲間で、2015年8月に結成。バロック時代から近現代まで幅広い時代の作品をレパートリーとするメンバーだが、中でもオリジナル楽器による演奏に興味を持って取り組んでいる。作品が作曲された当時の音色や世界観を再現、追体験することを試みるために、古典派の作品はもちろんのこと、ロマン派以降の弦楽四重奏作品もガット弦で演奏することを目指している。これまでハイドン、モーツァルト、シューマン、メンデルスゾーン、ドヴォルザークの作品を取り上げているが、H.ジャダン、A.ギロヴェッツなど知られざる作曲家の作品をプログラムに加えることにも積極的である。果てしない大洋のように、時に激しく時におだやかに、音を通して大いなるものとつながっていけるようなアンサンブルをとの想いを込めてQuartetto Oceanoと命名した。2018年より、ヴァイオリンに大鹿由希を迎える。
2021年11月CD「ギロヴェッツ/3 つの弦楽四重奏曲作品 42」(OMF)をリリースして、レコード芸術誌準特選盤、音楽現代誌推薦盤など音楽専門誌などで大きな話題(「厚みと潤いを兼ね備えた響き」「音楽がセリフのように聞こえる」との評)となった。
Shiho Hiromi 廣海史帆 violin
東京藝術大学を経て、同大学大学院を修了。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している。
Yuki Oshika 大鹿由希 violin
桐朋学園大学音楽学部を卒業。江藤俊哉ヴァイオリン・コンクール優勝、日本モーツァルト音楽大賞選考会にて優秀賞を受賞。2002年にNHK交響楽団に入団、2013年海外ツアーでザルツブルク音楽祭に出演する。オーケストラの活動の他にアンサンブル・ジェネシスのメンバーとしてコンサートシリーズ「四季」、NHK「クラシック倶楽部」等に出演、アンサンブル・ノマドの定期演奏会や海外ツアーに参加する等、室内楽奏者として幅広く活動している。
Go Tomono 伴野剛 viola
東京藝術大学音楽学部卒。これまでにヴィオラを菅沼準二、店村眞積、ヴァイオリンを井崎郁子、バロックヴァイオリンを若松夏美の各氏に師事。同声会新人演奏会に出演し、同声会賞を受賞。東京藝術大学管弦楽研究部(藝大フィルハーモニア)首席奏者、NHK交響楽団契約団員を経て、現在は横浜シンフォニエッタ、菖蒲弦楽三重奏団のメンバーとしての活動の他、オーケストラ客演首席奏者、古楽器奏者、指揮者、指導者としても幅広く活動しており、ラ・フォル・ジュルネ(フランス・ナント市)、アルジェリア国際交響楽音楽祭など各地の音楽祭にも招かれている。
Takashi Kaketa 懸田貴嗣 violoncello
東京芸術大学大学院音楽研究科を修了後、文化庁在外派遣研修員としてミラノ市立音楽院古楽科にて学んだ。チェロをガエタノ・ナジッロ、鈴木秀美の各氏に師事。イタリア・ボンポルティ国際古楽コンクール・アンサンブル部門で第1位、聴衆賞を受賞。ラ・ヴェネシアーナ、バッハ・コレギウム・ジャパン、リクレアツィオン・ダルカディアのメンバーとして、国内・欧州各地の主要な音楽祭、コンサートでのソロ、室内楽、オーケストラに関わっている。関わったCD録音はEMI/Virgin、ORF、Glossa、BIS、ALMなど多くのレーベルに渡る。エマ・カークビー、ロベルタ・マメリ、エンリコ・オノフリ、ミカラ・ペトリ、ガエタノ・ナジッロ等海外の著名な演奏家との共演も数多い。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」で第67回文化庁芸術祭優秀賞を受賞。日本イタリア古楽協会運営委員。前北海道教育大学岩見沢校音楽文化専攻特任准教授。 2021年~下田国際音楽コンクール審査員、2023年国際古楽コンクール山梨審査員。アンサンブル・パルテノペ、ボッケリーニ・プロジェクト主宰。